技能五輪 選手インタビュー

技能五輪 2年目の選手にインタビューしました!

プラスチック金型職種

PROFILE

氏名
藤田大翔(13期生)
出身高校(学科)
愛知県立豊橋工科高等学校(機械科)
高校時代の部活動
野球部

選ばれたときに感じたこと

 一番最初に感じたのは不安です。高校時代から実習科目があまり得意ではなかった上に、学園のカリキュラムで行った技能五輪見学で先輩方の圧倒的な作業を目の当たりにしていたので、選考で自分の名前が呼ばれた時は本当に自分に出来るのかと不安になりました。

訓練を通して日々感じていること

 決められた時間で精度の良い製品を提出する難しさです。競技時間だけを意識するとどうしても精度が悪くなってしまいます。そのため製品の精度に関わる作業にできるだけ多くの時間を使えるよう、時間配分を考えて作業を行っています。

訓練の中で成長したこと

 強い目的意識を持って作業が出来るようになったことです。訓練中は、ただ漠然と作業するのではなく常に最善の作業方法や工程手順を考えようと意識しています。そのおかげで作業ひとつひとつにしっかりとした目的を持って取り組めるようになりました。

今後の目標

 全国大会で金メダルを取ることです。そのためには今よりも高いレベルで作業を安定させる必要があります。日々高い目標に挑戦し続けて技能の向上を目指し、全国大会本番に自信を持って臨めるようにしていきます。

メカトロニクス職種

PROFILE

氏名
早川大凱(13期生)
出身高校(学科)
愛知県立岡崎工科高等学校(機械科)
高校時代の部活動
テニス部

選ばれたときに感じたこと

 自分が選ばれるとは全く思っていなかったのでとても驚きました。しかしそれと同時に、選んでいただいたからにはその期待に応えられるよう、全身全霊でやり抜こうと思いました。

訓練を通して日々感じていること

 目標を持って訓練をすることの大切さです。目標を持って取り組めば達成できた時に喜びを感じることができます。また出来なかった時に、達成するためにはどうすれば良いかを、考えることができます。これが私のモチベーション維持に繋がっています。

訓練の中で成長したこと

 私は新しい課題に取り組むたびに、新しい壁にぶつかります。しかしその壁を乗り越えるために日々努力をしてきました。それにより技能や知識の引き出しが増え、今では課題中にトラブルやミスに直面しても短時間で対応できるようになりました。

今後の目標

 メダルを獲ることです。しかし私は金メダルを取るためにはまだまだ実力不足な面があると思っています。ですので日々目標を立てて訓練に臨み、その目標を達成していくことでモチベーションを高めながら残りの訓練に全力で取り組んでいきます。

機械製図職種

PROFILE

氏名
松本颯眞(13期生)
出身高校(学科)
長崎県立佐世保工業高等学校(電子機械科)
高校時代の部活動
機械工作部

選ばれたときに感じたこと

 高校生の頃から技能五輪の存在を知っており、その技能の高さに目を奪われたのを覚えています。そのため選ばれた時は「自分がその舞台に立てるんだ」という喜びを感じるとともに、自分に務まるのか不安にもなりました。しかし挑戦できる場だからこそ自分の実力を確かめようと、強い気持ちも持てました。

訓練を通して日々感じていること

 時間と精度のバランスを取ることの難しさです。時間をかければ理想の動き・作品を仕上げることができますが、競技は時間が限られています。その時間の中でどれだけ理想に近づけられるかを極めるために「正確に迅速に明瞭に」をキーワードに日々の訓練に励んでいます。

訓練の中で成長したこと

 図面に関する知識や技能はもちろんのこと、当日公表の課題に取り組む中で瞬時に状況判断をして、対応する力が身に付きました。今後も目標の達成を目指し、成長し続けます。

今後の目標

 全国大会で金メダルを獲ることです。これからも日々の訓練を有意義なものにし、成長する姿勢を忘れずに努力していきます。そしてサポート・応援して下さる方々に恩返しできるように実力を全て出し切り、金メダルを獲得します。

移動式ロボット職種

PROFILE

氏名
高柳和矢(13期生)
出身高校(学科)
静岡県立浜松工業高等学校(機械科)
高校時代の部活動
ボクシング部

選ばれたときに感じたこと

 やってみたいという気持ちは選考前からありました。しかし自分の実力では選ばれないかもしれない、と不安もあったので、選んでいただいた時は驚きと嬉しさが混ざったものを感じました。またトヨタ紡織の移動式ロボット職種1期生ということもあり、面白そうだなと感じました。

訓練を通して日々感じていること

 移動式ロボット職種の訓練内容は、大会に向けてロボットの開発を行うことがメインです。そのため開発進捗の共有や、ノウハウのない新たな構造の考案、検証・要因解析など苦労することもたくさんありますが、開発に成功したときは達成感と自分の成長を実感します。

訓練の中で成長したこと

 技能面では、必要な条件を見てどういった部品、構造を用いて設計すれば良いかを判断し、3DCADでモデルを作成する必要があります。そのため設計技能が最も向上したと思います。またペア競技なので進捗や情報の共有も日々実施しており、コミュニケーション能力も成長しました。

今後の目標

 さらに多くの技能を身につけ完璧なロボットを設計できるようになることと、ペアの連携や情報共有をより早く、正確にできるようになることです。そして競技訓練にも力を入れて取り組み、この職種1期生である私たちが銅賞以上の成績を残します。また選手生活を終える時に、誰からも認められる技能者になれるよう努力していきます。


PROFILE

氏名
西田竜登(13期生)
出身高校(学科)
愛媛県立松山工業高等学校(電子機械科)
高校時代の部活動
メカトロ部

選ばれたときに感じたこと

 移動式ロボット職種の選手の第1期生として選ばれ不安も多かったですが、選ばれたからには全力でやるという強い気持ちを持ちました。また多くの方の協力があって技能五輪選手は競技に臨めるので、選んでいただいたことやこれから競技をさせていただくことに対してありがたいと感じました。

訓練を通して日々感じていること

 ペアでロボットを開発することの難しさです。ペアで作業を行うためには問題の見える化を日々行うことが重要だと感じています。そして問題の見える化を確実に行うためには、常にお互いがお互いの進捗を管理・把握をしていく必要があるので、今後の訓練の中でも気を付けていきます。

訓練の中で成長したこと

 人間性です。これまでは意見を押し通すことが多かったのですが、ロボット開発のために話し合いを繰り返す中で、お互いの意見を尊重することや意見をうまく伝えること、そして二人で納得して進めることができるようになってきました。

今後の目標

 銅賞以上に入賞することです。企業として初出場だった22年の全国大会では、入賞することすらできず、とても悔しい思いをしました。この想いを忘れずに日々訓練を行い、常に結果を残すことができるチームにしていきます。そしてトヨタ紡織の移動式ロボット職種を次の代へと繋げていきます。