技能五輪 選手インタビュー


技能五輪 2年目の選手にインタビューしました!
プラスチック金型職種

PROFILE
- 氏名
- 山口万葉(15期生)
- 出身高校(学科)
- 岐阜県可児工業高等学校(機械科)
- 高校時代の部活動
- サッカー部
選ばれたときに感じたこと
とても嬉しかったことを今でも覚えています。小さい頃から不器用な自分が技能五輪選手がやれるのか不安でしたが、自分が選ばれたことが本当に嬉しく、持ち前の明るさとガッツでメダル獲得を誓いました。
訓練を通して日々感じていること
高得点を取るために標準時間内でミスなく高精度の金型に加工し、綺麗な製品を作ることがとても難しいと感じています。金型製作には4つの工程があり、それらを丁寧に行いつつ、時間内に完成させないといけません。そのためミス無く良い製品が作れるのかを常に考えながら作業しています。
訓練する中で成長したこと
問題対応能力です。毎回自分の理想としている作業ができるわけではなく、一つの小さなミスですべてダメになってしまうことがあります。ミスを起こさないことを第一に考え、ミス発生時には一度冷静になり、どう対処すればよいのか落ち着いて対応する能力が身につきました。
今後の目標
技能五輪全国大会での金メダル獲得です。目標達成ができるよう日々の訓練で自分に必要な能力は何か考えて、一日一日の訓練時間を大切にしていきます。そして結果を残し、自分が3年間技能五輪で培ってきたことを証明できるように頑張ります。
メカトロニクス職種

PROFILE
- 氏名
- 田中悠翔(15期生)
- 出身高校(学科)
- 岐阜県岐南工業高等学校(機械科)
- 高校時代の部活動
- 吹奏楽部
選ばれたときに感じたこと
自分が技能五輪選手に選ばれたときは、まさか自分が選ばれるとは思っておらず驚きとともに希望していた職種に選ばれたことを嬉しく思いました。また技能五輪の選手としての責任を感じました。
訓練を通して日々感じていること
日々の訓練の中でなかなか結果が出ず、思うようにいかないことへの焦りや苦労を感じています。しかしその中でも自分が成長している部分を実感することもあるので得意な技能を伸ばし、日々の訓練に取り組んでいきます。
訓練する中で成長したこと
作業スピードや精度が向上したのはもちろんですが、時間配分を意識して作業したり、ペア作業で課題を円滑に進めるための作業分担を上手く行えるようになりました。
今後の目標
昨年「1年目敢闘賞獲得」という目標に届かず、悔しい思いをしました。自分に足りていない能力やさらに高度な技能や高精度を要する部分を日々の訓練の中で向上させていき、全国大会で金メダルを獲得できるよう頑張ります。
機械製図(CAD)職種

PROFILE
- 氏名
- 山本竜輝(15期生)
- 出身高校(学科)
- 愛知県豊橋工科高等学校(機械科)
- 高校時代の部活動
- バレーボール部
選ばれたときに感じたこと
会社の代表ということや、技能五輪は難しいということから不安でいっぱいでしたが、選ばれた以上は会社代表として恥じない結果を出せるよう精一杯頑張ろうと強く思いました。
訓練を通して日々感じていること
恵まれた環境で訓練ができていると感じます。機械製図職種の指導員は国際大会銅賞を始め、全員が入賞経験者で非常に高度なスキルがあります。そのような中でマンツーマンで課題や訓練を指導していただけるので、質問したいときにすぐに聞くことができます。さらに以前に比べて訓練レベルもかなり上がってきていると実感できるので訓練環境に感謝しています。
訓練する中で成長したこと
時間管理能力が向上したと思います。短い時間の中で、いかに正確で良い図面を出せるかが勝負になってくるので、何にどれだけ時間を使うかが大事になります。常に時間に追われながら訓練することで時間を意識できるようになっていると実感しています。
今後の目標
今後は細かなことにも気付けるようになり、どんな課題でも対応できる選手になります。全国大会では、トヨタ紡織 機械製図職種初の2年目選手金賞受賞を目指し、2026年上海での国際大会に出場できるように日々努力を欠かさずに行っていきます。
自律移動ロボット職種

PROFILE
- 氏名
- 熊本剣心(15期生)
- 出身高校(学科)
- 宮崎県立延岡工業高等学校(情報技術科)
- 高校時代の部活動
- フィールドホッケー部
選ばれたときに感じたこと
技能五輪選手になることを一つの目標にトヨタ紡織に入社したこともあり、選手に選ばれたときは素直にとても嬉しかったです。同時に「早くロボットを作りたい!自分の作ったロボットで金メダルを取りたい!」という強い気持ちが湧き上がってきたのを今でもはっきりと覚えています。この時の気持ちを忘れず、日々の訓練や開発に取り組んでいます。
訓練を通して日々感じていること
「諦めないことの大切さ」です。自分はハード担当の選手としてロボット製作に携わっています。全国大会の課題を達成できるようにロボットを設計していく中で、要件が多く、「Aの要件を満たすとBの要件が満たせなくなる」といったジレンマが日常的に発生します。それでもここで諦めてしまっては絶対に良いロボットは作れません。だからこそ思いついたことはすぐに絵に描いて”見える化”するなど工夫を重ねながら金メダルを取れるロボットづくりに全力で取り組んでいます。
訓練する中で成長したこと
コミュニケーション能力です。選手になる前の自分は発言をためらったり、相手の話を理解していない状態で返事をしたりすることがありました。しかしロボット製作で最も重要なのは豊富なアイデアで、小さな思い付きでも積極的に発言したりペアを組みソフト担当の意見を深堀りしたりする中で、新たな発想やアイデアが生まれます。そんな場面を何度も経験し以前の自分より比べると大きく成長したと実感しています。
今後の目標
大会で銀メダル以上を獲得することです。昨年、先輩方が銅メダルを獲得されたのでそれを越える結果を残したいと思っています!ロボット製作にゴールはありませんが、全国大会まで日々改善を重ね、満足のいくロボットを大会本番までに完成させます。またこの恵まれた環境で訓練できることに感謝し、会社から求められている「現場の核となる人材」になれるよう、日々訓練に励んでいきます。