先輩インタビュー
”最高の製品をお客さまへ”
これが私の仕事
猿投工場内装製造部藤岡内装製造課FUT1係 岡林 克弥 OKABAYASHI KATSUYA
PROFILE
- 所属部署名
- 猿投工場内装製造部藤岡内装製造課FUT1係
- 経歴
- 学園卒業(2017年2月)→ 猿投工場内装製造部配属(2017年3月)
- 出身高校(学科)
- 高知県立高知工業高等学校(電気)
- 高校時代の部活動
- 陸上部
学園生活
入学のきっかけ
高校に入学した時から、卒業後は県内で就職をしたいと思っていました。しかし県内には希望する条件の就職先が少なく、途中から県外での就職先を探し始めました。その時に進路指導部の先生から勧められたのがきっかけです。先生から私なら受かると言われ、親からも県外に出て経験を積んだ方がいいと勧められたこともあり、このチャンスを逃す手はないと思い入学を決めました。
学園入学して思ったことや感じたこと
入学して1ヶ月間は、生活環境の変化や厳しい団体規律訓練に、正直辞めようと思うこともありました。しかしそういった自分の弱い部分を変えたくて、逃げ出さないように気持ちを引き締めました。実習は初めて触るものが多く、いつも新鮮な気持ちで楽しく臨むことができました。
記憶に残っている訓練や出来事とその理由
オリエンテーリング大会が一番印象に残っています。この大会は愛知県内の様々な企業内訓練校の訓練生が参加する大会で、5月に行われます。入学直後から大会に向けての練習を始めるのですが、初めは皆「ここでの生活に慣れてきたばかり」といった状態で、お互いに協力して何かを行うにはまだまだぎこちない状態でした。しかし、チーム競技であるオリエンテーリング大会に参加する中で、作戦を考えたり、競技や練習の辛さを共有したりしたことで親睦を深めることができました。
学園を通して自分が成長できたこと
特に心身面で自分を磨くことができました。学園に入学するまでは、自分の意思が弱く周囲に流されるようにして動くことも少なくはありませんでした。しかし学園では様々な場面で主体性を求められます。そのため常に自分の意思・意見を持って行動することを意識するようになりました。その結果、必要な場面ではしっかりと自分の意思や意見を主張できるようになりました。
学園に入学してよかったと思うこと
実習で学んできたことを配属先での業務に活かせることです。職場では生産活動の他にも改善作業を行っています。改善を行うために様々な工具を使用しますが、その際には私が主体となって作業を行い、使用したことのない人には使用方法や注意点、危険性を伝えることができています。
現在の業務
業務の内容・担当業務
レクサスLXのドアトリムの組付けを担当しています。順建て作業者が準備した部品に誤りが無いかをしっかりと確認し、生産指示に従って組付けを行っていきます。外観ではわかりにくいのですが、ドアトリムの内部には様々な部品が付けられています。私はそのたくさんの部品を取付けて完成まで仕上げる工程を担当しています。もしも私が色間違いなどの誤品や付け忘れをしてしまうと、不良品が客先にまで流れてしまうこともあるため、とても責任の重い工程です。
仕事のやりがいや好きなところ
私が取り付けを担当している部品には、小さなずれでも製品の見た目に大きく影響してしまうものも少なくありません。そのため、たとえ普段は見えない裏側だとしても、少しの妥協も許さず作業を行い「これならお客さまに満足していただける」という製品をつくることを意識しています。そんな自分が、いつもきれいで良い製品を作れていることにはやりがいや達成感を感じています。
学園生活で学んだことが現在の業務にどう活かされているか
学園の規律訓練で得た心身の打たれ強さが、一番活かされていると思います。時にはつらいと感じる訓練もありましたが、それを乗り越えてきたおかげで成長できました。今では失敗して落ち込んでしまったとしても、どうすればここからいい方向に持っていくことができるのか、と考えて行動出来るようになりました。
会社生活での苦労と克服した時のエピソード
ドアトリムを組付ける作業の中には苦手な作業もあり、当初は限られた時間の中で部品を取り付けられないこともありました。作業がうまくできないことにもどかしさと焦りを感じ、その焦りでさらに作業がうまくいかなくなることもありました。しかし、学園で培った精神力で粘り強く頑張り、経験を積んだおかげで落ち着いて作業ができるようになりました。すると自身の作業の悪い点が見つけられるようになり、日々改善を重ねていったことで、今では苦手だった作業もスムーズにできるようになりました。
1日のスケジュール
1週間毎の2交替制で昼夜勤務を行っています。私が勤務している藤岡工場では連続二交替の形態をとっていて、夜勤の日は16:35~25:10まで勤務を行います。
さいごに
会社生活や私生活の今後の目標
私が働いている製造ラインは、まもなくモデルチェンジが行われます。モデルチェンジ後は「製造ラインで中心となって働くことになる」と言われており、今まで以上に大変な経験をすることになるのではと思います。しかしどんなに大変でも、積極的に学ぶ姿勢を持ち続け、製品への理解を深めると共に、製造ラインを引っ張れる人物としての精神を鍛えていきたいと思っています。
トヨタ紡織学園を志す後輩へメッセージ
今よりも大きく成長したいと思っている人、モノづくりが好きな人はぜひトヨタ紡織学園に入学し、世界に誇れる良い製品を共に作りましょう。
これから大変なこともあるかもしれません。しかし、その経験は必ず自分自身を強くしてくれます。私は何もせずに失敗して後悔するよりも、失敗を恐れず努力をした方がいいと思います。その失敗はきっと自分の糧となり、次に繋がる力になります。もしも迷っている人がいたら、ぜひ挑戦してみてください。