先輩インタビュー

アメリカで挑戦する
保全マン

TBインディアナ(アメリカ) メンテナンス 松山 友祐 MATSUYAMA YUSUKE

PROFILE

所属部署名
TBインディアナ(アメリカ) メンテナンス
経歴
学園卒業(2012年2月)→メタル生技部メタル工程整備室(現 シート工程整備室)(2012年3月)→TBインディアナ(アメリカ)(2019年3月)
出身高校(学科)
愛知県立愛知工業高等学校(現:愛知総合工科高等学校)
高校時代の部活動
硬式野球部

学園生活

入学のきっかけ

私は中学生の時から高校を卒業したら就職しようと考えていました。それと同時に親元を離れ一人暮らしがしたいとも考えていました。漠然とそんなことを考えていたため、なかなか具体的な就職先を決めることができずにいました。そんな高校3年生の進路相談の時、当時の担任からトヨタ紡織学園の存在を教えてもらいました。その際に学園生は1年の寮生活を行うことも知り、当時から自動車というものに興味がありったことや、私の当時の願望や興味に当てはまる部分がとても多かったので入学しようと決意しました。

学園入学して思ったことや感じたこと

学園入学してすぐ、マラソン大会や規律訓練など、こんな事をするんだとびっくりしたのを今でも覚えています。実習や終業後の寮生活、また休日の時間まで常に同期と行動することが多かったため、すぐに仲良くなれたのは学園生特有で入学してよかったと思います。
実習や座学など、高校では当然習っていないことも多く、ついていくのに必死でしたが何とかやり切れたのは、周りにいた同期のおかげだと思っています。

記憶に残っている訓練や出来事とその理由

良い記憶として残っているのは全豊田訓練総合競技大会です。大会に向けて部活動として終業後に学園の同期と汗を流し、1勝を目指してみんなで頑張ったのはとても楽しかったです。
大変な記憶として残っているのは、毎月あった10㎞マラソンです。慣れるまでは精神的にも身体的にもきつかったです。ですが卒業する前の最後のマラソンはなぜか少し寂しくも感じとても不思議な感覚になったのを今でも覚えています。 

学園を通して自分が成長できたこと

卒業後の同期の活躍や頑張りを聞き、自分も負けじと頑張ろうと思えるようになったのは学園に入学したからだと思います。学園に入学していなければそういう風に思うこともまた思わせてくれる同期も持てなかったと思います。

学園に入学してよかったと思うこと

一番はたくさんの同期を持てたことです。
この先の人生で多くの時間を占める会社生活の中で、相談やアドバイスを気軽にできたり、プライベートでも一緒に充実した時間を送ることができる仲間を持てる環境に入れたのはとてもよかったと思います。さらに業務につながる基礎知識を身につけた状態で、各部署に配属されたのは、とてもよかったと感じています。

現在の業務

業務の内容・担当業務

現在はトヨタ紡織インディアナで保全マンとして業務を行っています。
主に機能品関係の設備の可動率向上と維持、また、今後入ってくる設備の生産準備などが担当業務です。日本に居たらやることはなかったかもしれない業務もあり、毎日が勉強で毎日が戦いだと感じています。またローカルの育成も担当業務の一つで自分がいなくても問題なくラインが稼働でき、また改善、向上できるようにすることも重要な業務です。

海外での生活について

海外出向が決まったときの気持ち

その時は「なぜ自分が選ばれたんだ?」という気持ちと「このままOKと返事をして本当に海外でやっていけるのか?」という気持ちで不安しかなかったです。ですがせっかく与えていただいた機会ですし、海外で挑戦してみたいとも感じたためOKと返事をしました。もちろん大変なことや、うまくいかないことも多いですが、それでも今はOKと返事をしたことに後悔はありません。

海外で仕事をしていて感じること

一番は言葉の壁です。例えば何かを依頼する時、日本では数十秒ですむことが海外だと5分以上もかかったり、自分がお願いしていた事と全く違う事になっていたりとなかなかうまく進められないことが多いです。また仕事に対しての取り組み方も日本人とローカルでは違うので、ローカルの風土ややり方に合わせながらも、日本人と同様に業務が進むようにするのも海外ならではだと感じています。

1日のスケジュール

海外出向中の休日の過ごしかた

基本的には食料の買い出しや生活に必要な備品を買いに出かけます。日本食材を求めて車で2時間以上かけて移動する日もありますが、小旅行のようで楽しいです。また祝日がつながり連休がある日は近くの観光地やローカルならではの食事を楽しんだりしています。
時には休日出勤する時もありますが、基本的には帯同している家族との時間に充てるようにしています。

さいごに

会社生活や私生活の今後の目標

まずは出向期間中に担当している仕事を無事にやり遂げることです。そして今後は海外出向で得た知識や経験を活かして様々な地域に進出し、仕事をしたいと考えています。そのほかにもこの経験を今後入学してくる学園生たちにも伝えていければいいとも思っています。
私生活では、様々な地域や国に行き、身につけた言語能力を使って観光地を巡りたいです。

トヨタ紡織学園を志す後輩へメッセージ

今、海外で働く機会を得ることをできたのも、たくさんの同期を持てることができたのも学園に入学したからだと思っています。学園生、そしてその卒業生にあたる修了生は現場に出ると「なんでもできる存在」という目で見られ、プレッシャーがかかる場面も多いです。
ですがそのような期待の目で見てもらえるのも学園に入学しないとできない経験の一つです。
もし進路に迷っているのであれば一度トヨタ紡織学園の入学を考えてみてはどうでしょうか?