先輩インタビュー

一年目、得意のDXで
他工場支援に挑戦

豊田保全部 高岡設備保全課 堤設備保全係 長友 俊介 NAGATOMO SHUNSUKE

PROFILE

所属部署名
豊田保全部 高岡設備保全課 堤設備保全係
経歴
学園修了(2023年2月)→豊田保全部配属(2023年3月)
出身高校(学科)
宮崎県立延岡工業高等学校 情報技術
高校時代の部活動
ハンドボール

学園生活

入学のきっかけと学園生活

地元を離れて生活することに憧れがあり、県外での就職先を探していました。その際に進路指導の先生からトヨタ紡織学園をすすめられたのがきっかけで入学を決めました。

学園の訓練期間中は訓練の大変さはもちろんですが、それ以上に掃除や洗濯、食事の準備などの大変さを感じていました。またその大変なことを毎日してくれていた親のすごさ、ありがたさも感じました。

記憶に残っている訓練や出来事

毎日、朝・夕と走り続け、みんなで勝ち取った愛知県事業内訓練生駅伝大会(愛知県内の企業内訓練校対抗の駅伝大会)の5位入賞です。私も選手として走りましたが、表彰された時は「やりきった」と達成感を味わいました。

学園生活を振り返り、よかったと思うこと

幅広く、たくさんの経験を得ることができたのがよかったと思います。今の業務では使わないような技能・知識も勿論ありますが、それらも今後、他部署の方と連携したりコミュニケーションをとったりする際に役立つと思っています。
ただ、コロナウイルスの影響でカナダ体験や富士登山など先輩方が楽しかったと言われる訓練をやることができなかったのは残念で、少し羨ましい気持ちがあります。

現在の業務

業務の内容・担当業務

現在は毎日の設備点検や設備の修理・改善、部品発注などを行っています。

ただ私は、2023年の2月にこの堤工場の保全員として配属されましたが、翌月の3月からは部長の推薦を受け11ヶ月ほど別の工場の支援に行っていました。そのため配属2年目ですが、今はまだ仕事を覚えている最中です。

今回の他工場支援で行ったこと

私は猿投工場に、保全のDX推進の支援に行きました。そこで「設備故障などで作業員から呼び出しがかかったら関係者へ自動で連絡する」「どこで設備の異常が起きているか、どこでどの保全作業者が作業しているか表示する」というシステムを作りました。こうして一言で表すと簡単なようにも聞こえますが、猿投工場は広く設備も多いため、それらからリアルタイムで情報を持ってくるのには少し苦労しました。また会社のセキュリティ面など考慮しなければならないことが多く大変でした。

他工場の支援の中で特に大変だった事

学園でDXの基礎は学んでいたものの、今回任されたのがやったことのない分野だったことです。さらに当時は保全のDX推進が始まったばかりで、それに関わるメンバーも一握りだったため基本的に一人で問題を解決するしかありませんでした。そのためインターネットやAIチャットでとにかく調べ、時にはメーカーさんに直接電話で問い合わせるなどして手探りで作業を進めていきました。メーカーさんとのやり取りも初めてのことで大変でしたが、最終的には形にすることができて良かったです。

学園で学んだことが現在の業務にどう活かされているか

保全作業と一言で言ってもその仕事は多岐に渡り、分野も幅広いので、“経験がある” “知っている” “聞いたことがある” ということが多いだけでも強みになります。また学園期間中に、現在会社全体で力を入れているDXの教育を受けることができたのも良かったです。そのため大変ではありましたが、配属一年目でも他工場の支援に行くことができました。

働く中で感じること

堤工場は他の工場と比較しても小規模な工場だということを訊いていたので、学園時代に電気系の実習も苦手ではなかった私は、すぐに一人前になれるだろうと甘い考えを持っていました。しかし保全という仕事の難しさと、そこで働く学園の先輩方の姿を見てその考えはすぐにへし折られました。今のままの自分では到底先輩方に追いつけないと思うので、コツコツと自分のできることを増やしていきたいと思います。

1日のスケジュール

さいごに

会社生活や私生活の今後の目標

ここからさらに一人でできることを増やしていき、はやく戦力となれるよう頑張っていきます。また今は寮に住んでいますが、一人暮らしをしたいと思っているので、しっかりとお金を貯めて自分だけの空間を手に入れたいと思います。

トヨタ紡織学園を志す後輩へメッセージ

今は職場配属、技能五輪挑戦だけでなく、豊田工大など新たな道もあると聞きました。自分のやりたいことができるよう、自分の未来を想像し、日々頑張ってください。