技能五輪 選手インタビュー

技能五輪 2年目の選手にインタビューしました!

プラスチック金型職種

PROFILE

氏名
小柳太力(14期生)
出身高校(学科)
愛知県立豊橋工科高等学校(機械科)
高校時代の部活動
陸上部

選ばれたときに感じたこと

 高校生のときに技能五輪全国大会を見学し、選手たちの素早い動きや技能の高さに驚いたことを今でも覚えています。そのため選ばれた時は嬉しい反面、しっかりとできるか不安な気持ちがありました。しかし選ばれたからには全力でやり抜こうと思いました。

訓練を通して日々感じていること

 標準時間内で完成させ、精度の良い製品を作る難しさです。CAD、機械加工、磨き、成形という多くの工程を行う中で、1つ1つを作り込まないと後工程に時間がかかり、製品を完成させることができません。そのため時間配分を考えて、次に繋がる作業を心がけています。

訓練の中で成長したこと

 問題解決能力です。これまでは問題に対してやみくもに思い当たる部分を修正して時間がかかっていましたが、今では的確に問題を発見し、解決できるようになり、成長を感じています。

今後の目標

 金メダルを獲ることです。そのためには高い目標を立て、日々の訓練で点数を安定させることが重要になります。目標を細かく決め、全国大会では後悔無く挑めるように訓練していきます。

メカトロニクス職種

PROFILE

氏名
夏目康生(14期生)
出身高校(学科)
愛知県立豊川工科高等学校(電子機械科)
高校時代の部活動
ハンドボール部

選ばれたときに感じたこと

 私は学園のカリキュラムの中でも特に実習に力を入れてやっていたので、選ばれたときは自分の努力を評価してもらえたと思い、とても嬉しかったです。メカトロニクス職種は他の職種に比べて難しそうだと感じていたので選手に選ばれた時は不安もありましたが、頑張ろうと思いました。

訓練を通して日々感じていること

 恵まれた環境で訓練させて頂いているなと感じます。マンツーマン指導のため、その場でアドバイスをもらえたり、疑問に思ったことをすぐに聞くことができ、とてもありがたいと感じています。

訓練の中で成長したこと

 自分で考える能力がついたと思います。競技中は課題の概要や進める作業手順、トラブルの対策方法まで全て自分たちで考えて進めていかなければいけません。そのためより作業しやすく、より効率的にできる方法を考える力が身につきました。

今後の目標

 全国大会での金賞獲得です。自分よりも競技経験のある選手も多く難しい状況ですが、トヨタ紡織の代表として結果を残します。そのために日々の訓練では細かな目標を立て成長と反省の振り返りを繰り返し行い、自分の技能を磨き努力していきます。


PROFILE

氏名
安江玲二(14期生)
出身高校(学科)
愛知県立一宮工科高等学校(機械科)
高校時代の部活動
バスケットボール部・模型工作部

選ばれたときに感じたこと

 選ばれたとき、歓喜に沸いた直後にそれを覆いつくす不安にかられたこと今でも覚えています。工場をそのまま縮小したかのような複雑な設備を自分が組み立てることができるのかと不安が大きかったのですが、期待に応えられるよう精一杯やろうと思いました。

訓練を通して日々感じていること

 他企業と比べても圧倒的に訓練環境が良いと感じています。指導員にいつでも相談することができ、訓練記録を取っていただけるので、以前に比べて何が成長したかが目に見えて分かります。このような環境で訓練できていることにとても感謝しています。

訓練の中で成長したこと

 組立てのスピードと精度が向上したと思います。自分の作業が終わらないとペアの作業ができなくなってしまうことが多くあるので自分に任せられた作業はより早く、より正確に行うように日々努力しています。

今後の目標

今年の全国大会での金賞受賞を目標に訓練を頑張っています。今年は経験のある選手が多く出場する年ですが、逆境を跳ね返して金賞獲得を目指します。そのために日頃の訓練から緊張感をもって取り組んでいます。

機械製図職種

PROFILE

氏名
川口空新(14期生)
出身高校(学科)
長崎県立大村工業高等学校(機械システム科)
高校時代の部活動
ソフトテニス部

選ばれたときに感じたこと

 技能五輪に対して難しいという印象を持っていたので、教わったことを身につけて活躍していけるか不安でした。ですが、同期や家族が応援してくれたので頑張っていこうと決意することができました。

訓練を通して日々感じていること

 技術を定着することが難しいと感じています。競技中にミスをしたら検証・対策を行い、再発防止を意識しています。しかし、いまだに焦りや油断からミスをしてしまうことがあり、難しさを感じています。

訓練の中で成長したこと

 ミスの真因追求と対策を毎回時間をかけて行うので、問題が発生した根本の原因を再発させないための対策を立てる力がつきました。これは会社生活でも大事な能力の1つだと思うので今後も伸ばしていきます。

今後の目標

 弱点を減らしていき、どんな課題でも対応できる選手になります。全国大会ではトヨタ紡織 機械製図職種初の2年目選手入賞を目指して日々の努力を欠かさず行っていきます。

移動式ロボット職種

PROFILE

氏名
川原冬偉(14期生)
出身高校(学科)
沖縄県立沖縄工業高等学校(電子機械科)
高校時代の部活動
機械工作部

選ばれたときに感じたこと

 最初に選ばれたときは驚きと不安を同時に感じたのを覚えています。学園生のときに見学をさせて頂いた際、レベルの高さを目の当たりにしていたので、自分が同じレベルでできるような気がせず、本当に自分にできるのかと思いました。しかし選ばれたからには精一杯頑張ろうという気持ちになりました。

訓練を通して日々感じていること

 コミュニケーションの大切さです。この職種は職種のメンバー全員で開発を進めていきます。そのため円滑なコミュニケーションを取らないと開発の遅れや意図していないバグなどが発生してしまいます。また大会ではペアと連携を取り、スムーズな作業をする必要があるので日頃から積極的にコミュニケーションを取ることを意識しています。

訓練の中で成長したこと

 ロボットの開発を進める上で、担当する分野が一人ひとり違うため、自分が作成したプログラムが原因でロボットが動かなくなり、大会本番で点数を落とす可能性があります。そういったことがないように一つ一つの作業に責任を持って進めることを意識できるようになりました。

今後の目標

 敢闘賞以上を取ることです。移動式ロボット職種は参戦してまだ今年で3年目と日が浅く、今まで賞を獲得したことがないため、日々の開発で常に改善を続け、ロボットの性能を十分に発揮できるようなプログラム開発を行います。また自分の培った知識などを後輩に伝えていけるように取り組んでいきます。


PROFILE

氏名
水野颯(14期生)
出身高校(学科)
愛知県立春日井工科高等学校(電気科)
高校時代の部活動
バスケットボール部

選ばれたときに感じたこと

自分が技能五輪の選手として選ばれるとは思ってもいなかったため、名前が呼ばれたときは、驚きと同時に不安な気持ちにもなりました。しかし選ばれたなら全力で取り組み、大会で良い結果を出せるように頑張りたいと思いました。

訓練を通して日々感じていること

 様々な要件を満たしたロボットを設計する難しさを感じます。すべての要件を満たそうとするとロボット自体の製作が不可能になってしまうため、要件の取捨選択を的確に行い、賞の獲得を目指してロボットを設計しています。

訓練の中で成長したこと

 コミュニケーション能力と設計能力です。日々の開発で情報共有や進捗確認など話し合うことが多くあるため、今まで以上にコミュニケーションの大切さを感じています。またロボットに求められている要件に対しどのような機構や部品を使用するかを選定し、設計するので設計能力も向上させることができました。

今後の目標

 今年度の全国大会が最後の大会となるので、悔いが残らないように全力で競技に取り組み、賞を獲得を目指します。そのためにも日々の開発で周りとのコミュニケーションをしっかり取り、入賞できるロボットを製作していきます。